2009年11月21日(土)都内ルノワール会議室にて第7回勉強会を開催しました。

講師に岡村周実氏(NPO法人政策過程研究機構理事/Fleishman-Hillard Japan シニア・アカウント・マネージャー)をお招きし、会社員・コンサルタント・官僚・シンクタンク職員・地方議員・メディア・立法府職員・学生等18名の参加がありました。

岡村周実氏は、

まず前半に、国内外で医療研究・サービス機関が集中して立地し、地域産業クラスターを形成する動きがあることを紹介しました。また、具体的な国内外の事例に触れ、それぞれの地域がどのようなアセスメント(=強み弱みの評価)を行い、戦略を立てているかについて解説しつつ、日本国内での医療産業クラスターの成功可能性、課題について述べました。

後半は、神戸市における特区制度(先端医療産業特区)を利用した「神戸医療産業都市構想」の具体的な取り組み内容について紹介しました。

以下は講演のレジュメです。

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■■■「医療・バイオ産業を取り巻く国際競争トレンドと、日本の可能性について」■■■
   〜 世界の競合メガ・リージョンに挑む、日本の地域主導の取り組み 〜

1.メガ・リージョンが担う、世界の新産業創成

2.医療・バイオ産業を主導するメガ・リージョンの紹介
  ・メディコン・バレーの取り組み (官・民協働)
  ・バイオ・ポリスの取り組み (官主導)
  ・マサチューセッツの取り組み (民主導)

3.医療・バイオにおける日本の産業可能性とは

4.21cの医療サービス大国に向けた地域主導の取り組み
(神戸市が主導する先端医療サービス・メガ・リージョンとは)

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講演を受けて、参加者から質疑応答があったのち、
資金集めの仕組みの問題、日本の高度医療クラスターは顧客層をどこに狙いを定めるべきなのか、産業クラスターが地域コミュニティに発展するプロセス等について、活発な議論が交わされました。


参考:神戸医療産業都市構想『ウィキペディア(Wikipedia)』