2012年5月13日都内会議室で第24回勉強会を開催しました。医師、地方議員、公務員、メディア、ビジネスパーソン等30名以上の参加がありました。

今回は、「介護保険スペシャル」として、日本の介護の状況の概論を勉強しました。超高齢社会の医療システムをデザインする上では、そのすぐ隣の介護についても、正しく理解することが必要になります。


前半は、当会の幹事でもある金澤一行より、マクロのデータを中心に、介護の財政的な状況と諸外国との比較を通じ、日本の介護の現状が、介護保険のみに大きく依存したシステムであることと、持続可能性からの課題点に関してプレゼンが行われました。

後半は、現場の方の意見として、下記のパネリストとともに、現場の実情を踏まえたパネルディスカッションと会場との意見交換を行いました。
そのうえで、介護保険のみで対応するのではなく、地域全体で高齢者も含めた住民への生活の対応をする地域包括ケアの仕組みを構築していくことの意義について議論を行いました。



パネリスト(五十音順)
ユアハウス弥生 所長 飯塚裕久氏
アシストケアプランセンター昭島 管理者 石田英一郎
所沢市職員 肥沼位昌
文京区議会議員 前田くにひろ氏